教育目標の設定理由

瞳輝く子

学校教育は、急激に変化する社会にあって、これまでの知識注入を主とした教育から変化に対応できる「学び方」を身につけ、主体的に追及する生涯学習社会の一環として位置付けられた。また、学校を週五日制とし、学習内容の厳選化を図り、ゆとりある教育活動が展開できるよう学習指導要領の改訂がなされた。ゆとりある教育活動を背景に「生きる力」を培い、創造性の基盤となる基礎的・基本的学力の確実な定着を図ることが求められている。

21世紀を担う子ども像は、変化に対応できる「生きる力」を持った子である。自ら学び自ら考え、国際社会に生きる日本人としての「豊かな人間性・社会性」そしてこれらをを支える「心身ともに健康」などの資質・能力をそなえた子である。

本校においてもこれらを踏まえつつ、好奇心に富み、主体的に課題に立ち向かい、未来に向けて夢を抱き、自己実現を目指して自分さがしの旅続ける本校児童のあるべき姿を「瞳 輝く子」とした。

学び方を習得し、基礎的・基本的学力を身につけた子どもを育てます

これからの学校教育の使命は、ゆとりの中で「生きる力」を育み、生涯学習社会の基礎を培っていくことにある。学ぶことの楽しさを実感させ、成就感や充実感、有用感などを味わいつつ生涯にわたって学び続ける意欲を喚起していくことが大切である。

また、課題解決のため情報を集め、選択し、判断し、表現するなどの基盤となる「基礎的・基本的学力」や「学び方」の習得は必須の条件である。

本校児童の実態調査や日常観察、学カテストなどから考察しても、これらは本校の最重要課題の一つとして取り組むべきことと考えた。

基礎的・基本的学力の定着に欠かすことのできない要素として、学習内容が良く「分かる」ことがあげられる。そのためには、教師は事前調査等で児童個々の実態を正しく把握し、単元の目標達成に向けて指導計画を練り上げ、個に応じた指導の工夫を図ることが求められる。また、「わかる」と「意欲」とは、表裏一体のものである。「意欲」の喚起に体験的学習・問題解決的学習等を取り入れ、今までの系統学習を補完することが望まれている。さらには、「分かる」ように教えることが、児童と教師間の信頼の基盤をなす第1歩である。

このようなことから、標記のように教師の実践指標として設定し、児童向けとして「学ぶ子」とした。

主体的に活動し、集団の中で生きる心豊かな子どもを育てます

今回の学習指導要領の改訂の背景は、受験競争の過熱化、いじめや不登校の問題、学校外での社会体験の不足など、豊かな人間性を育むべき時期の教育に様々な課題があり、これらの課題に適切に対応していくために、検討が求められた。また、21世紀に向けて、わが国の社会は、国際化、情報化、科学技術の発展、環境問題への関心の高まり、高齢化・少子化等の様々な面で大きく変化しており、これらの変化を踏まえた新しい時代の教育が求められたからである。いうまでもなく、知識注入一本槍の教育から豊かな心や人間性を高める教育が重視されているのである。

本校の実態調査からも、負のものとして、整理・整頓、言葉遣い、責任感、忍耐力、集中力、感性があげられ、よさとして、積極性、明るさ、思いやり、勤労意欲、体力、表現力があげられ、さらなる伸張が期待されている。また、父母や教師の願いからも、豊かな感性、強い意志、善悪の判断ができ実践できる子など人間性にかかわるものが多く出されている。

本校地域は、第1次産業である農業・漁業が主たる産業である。地域・保護者の日々の仕事を通し、自然に生かされている私たちであることを自覚し、たくましく生き抜く精神的力強さ、堅牢な身体が生み出す知恵が国民の食料を担う誇りと責任感、環境に配慮した農・漁業への取り組みと、先祖や先達、自然からの恵みに対する感謝の心、そこから育まれる思いやりの心へと発展させたいと考える。

このようなことから、標記のように実践指標を設定し、「やさしい子」とした。

生命を尊び、たくましく健康な子どもを育てます

度々述べてきたように今後の教育の要諦は「生きる力」の育成である。その基盤となるのが「たくましく生きるための健康や体力」である。「変化への対応」が強調される中、「時代を超えて変わらない普遍的な価値」としての健康や体力は、人づくりの最も原則的重要課題である。

本校の実態においても、明るく元気で活動的ではあるが、安全への配慮や心構え、真に健康・安全への意識の稀薄さは「父母、教師の願い」の指摘するところでもある。

また、現在、学校教育が抱える様々な問題行動の大半は生命尊重の欠落にあるといえるであろう。

全教育活動を通して、これらの指導を推進するとともに「道徳」等との有機的関連を図り、補充・深化・統合させてその実践力を育てていきたい。

全ての教育活動の目指すところは、たくましい心身の支えがあってこそ成り立つものであり、その基盤は生命尊重と考え、標記の実践指標を設定し「元気な子」とした。

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